お知らせ
2021年2月1日
” 今月の言葉 ” ( vol.19(202102))

~ いつか新型コロナウイルスが消滅することを願って ~

 

 

待てば海路の日和あり

 

 

【読み】

まてば かいろの ひよりあり

 

【意味】

海路とは航海における船の進む道、順路、ルートの事。日和とは天候のことで、「海路の日和」は航海に適した天候という意味となります。今は逆境にあり物事がうまくいかないとしても、じっと我慢して待っていれば必ず好機が訪れるということわざです。

 

【由来】

元々は「待てば甘露の日和あり」という表現でしたが、「甘露」を「海路」と変えた表現が一般的に広まるようになりました。海が荒れていて航海に出る事ができなくても、待っていれば必ず航海に適した天候が訪れるという事で、元々のことわざである「待てば甘露の日和あり」の由来としては、中国の伝説に登場する「甘露」(めでたい前兆として天から降る甘い露=恵みの雨)は、国王が正しい政治を行っていれば、日照りが続いても必ず降ってきて、大地を潤し恵みを与えると信じられていたということからこのことわざが成り立ったと言われています。